南北朝鮮の境界線までのツアは実は3種類あります。DMZと言われているのは、「第3地下トンネル」と呼ばれる北朝鮮が掘ったものとされるところがクライマックスであるツアです。他には、板門店中心のと、北方限界線・北方警戒線(NLL:Northen Limit Line)を中心とするものがあります。
今回行ってきたのは、「DMZツア」で、臨津閣、統一橋、大三トンネル、ドラ展望台、ドラ山駅を経由うするものです。自力でもいけますが、レンタカーを借りない限り、公共交通手段では結構面倒くさくて、時間はかかります。半日ツアは4万6千ウォンから8千ウォンしか掛かりません。但し、ツアでは高麗人参ギャラリーかアメジストセンターにも連れて行かれます。
残念ながら、すべてのところは写真ファン達にとってはがっかりする場所でもあります。特にドラ展望台では、北朝鮮方面は望遠鏡では見られますが、カメラでビシバシ撮るのは不可能です。そこでできるのは、およそ望遠鏡から3メートルくらい離れるところで「雰囲気」を撮ることです。そこからはっきり見えたのは、世界一大きい(323フィート=98m、287ポンド=130KG)とされる北朝鮮の国旗です。
その第三トンネルも、当然中は撮影禁止です。トンネル自身は堅そうな岩を無理やり掘ってしまった(ダイナマイトで爆破した)もので、DMZからわずかの距離しかありません。発見されたときに北朝鮮は関与を否定したらしいが、その内、鉱山だと思っていたといいなおしたらしいです。韓国側では「北」の仕業と主張し、その証拠は爆破の方向とトンネルの傾きはすべて北に向かっている事実です。発見されたきっかけは、地下水が空中に吹き上がっていたからでそうです。規模は幅2m、高さ2mあり、平均的に地下73mの地点を1,635mほど掘削しました。南側には3つの方向に分けられた出口を設けており、戦闘能力としては1時間当たりに武装兵力3万人が移動できる規模です。(韓国DMZ 第1~第4トンネルとは)
自由橋とダラ駅は一番危険性を感じさせられなくて、撮影も可能ですが、一番悲しい現実も認識させられます。北朝鮮に親族を持っている韓国人たちは会えない人々たちへ思い思いのメッセージを布に書いて自由橋近くのDMZフェンスに掛けてあります。ドラ駅は現代の創始者(北朝鮮出身)が北朝鮮への思いでDMZの向こう側に工場を建設して、そのための通勤列車駅でした。しかし、2008年の北朝鮮による韓国人観光客の射殺事件により、使用中止になってしまいました。
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参考リンク
ようこそ京畿道DMZ
DMZ Tours
韓国DMZ 第1~第4トンネルとは
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