海印寺大蔵経板殿。境内は撮影禁止。参考リンクでしか中の様子を見られない |
これだけ有名なお寺は、訪れるには一苦労二苦労も要されます。
基本的にお薦めされているのは、大邱(デグ)から高速バスに乗ることです。大邱西部バスターミナル(地下鉄1号線聖堂池(ソンダンモッ)駅で下車すぐ)へ行き、そこから海印寺行きのバスへ乗り向かいます。バスは約40分間隔で出ています([2]の情報は正しくない)。料金は6600ウォンです。
ソウルから行ったので、まずソウル駅からKTXに乗って、東大邱(トンデグ)まで行きました。料金は42,800ウォンです。東大邱から聖堂池までは、1200ウォンです。また、KTXの東大邱駅から、地下鉄の同駅までは、少々時間がかかります。40分一本しかない(XX時00分、20分、40分のどちらか)高速バスに乗り遅れたくなければ、それも計算に入れた方が無難です。
まとめると、ソウル⇒東大邱(KTX,1時間40分)⇒聖堂池(地下鉄、約30分)⇒海印寺(高速バス,約1時間30分)という計3時間40分の乗車時間で、合計4時間くらいの旅です。交通費は合計50,600ウォンです。但し、ソウル駅までの時間と料金は別です。また、すべて片道です。
全然高くはないが、入場料は合計3500ウォン(公園入場料1600、文化財観覧料1900)です。毎週火曜は閉園ですので、要注意です!
海印寺のバスターミナルから、海印寺は徒歩約25分位かかります。往復50分位余裕を持っておくことです。海印寺自身は2時間もあればゆっくり見学できます。
現地で食事したければ、高速バスの終点まで行かないと、レストランなどは全くありません。その終点から一番近いレストランでお昼を食べてみました。その「スペシャル」は是非お勧めしたいです。値段は1万2千ウォンと普通の定食より高いですが、お皿は20個も出てくる超満足どの高いコースです。内容は一皿少しずつですが、どれもこれも美味しかったです。中にメインの料理はスンドーフとチヂミでした。トトリムッムチム(도토리묵、トトリムク)も量が多くて、大変美味しかったです。도토리はドングリのことで、묵(ムク)はソバ、ドングリ、緑豆などの粉末をゼリー状に固めたものの総称です[9]。
海印寺近くで食べた昼食。本当に「スペシャル」!満足度100点 |
そのレストラン街(ほどでもないが)から下り(つまり来る)方向に少し歩いて行けば、賑やかな土産街(ほど長くないが)が見えます。そこで左に入って、所々にある案内に従えて海印寺まで辿りつけられます。食事しなければ、終点の一つ手前で降りれば、そのお土産ゾーンになります。そこからは、海印寺まで20分ほどかかります。
世界遺産「八万大蔵経」 が納められている八万大蔵板殿境内は撮影禁止ですが、見られるだけでも価値のある経験です。経板の枚数が8万1258枚あり、現存している木版の大蔵経の中では世界最古だそうです。
交通に所要の時間と見学の時間を合計すると、約11時間がかかる計算です。体力がある方なら、日帰り可能なツアーでしょう。料金は贅沢しなければ15万ウォンあれば十分です。2012年10月の為替レートでいえば1万1千円位です(超円高還元?)。
因みに、海印寺ではテンプルスティもできるそうです[3],[4]。その場合、伽耶山国立公園[6]そのものを楽しむこともできます。現地の人は数多く訪れていますので、一見の価値があるに違いありません。主峰の上王峰は1,430メートルもあります[7]。伽耶山国立公園は1972年には韓国で9番目にに指定された国立公園でもあります。紅葉の名所でもあり、日帰り登山コースとしても人気があります。勿論、その近辺の人にとっての話です。
海印寺。本殿の大寂光殿 |
参考リンク
[1] 海印寺大蔵経板殿(wikipedia)[2] 海印寺-韓国三宝寺刹の一つとして知られる海印寺。寺内には世界遺産に登録されている八万大蔵経板あり。
[3] お寺に泊まる韓国旅 海印寺前編(Allabout)
[4] 宿坊に泊まる韓国旅 世界遺産海印寺後編(Allabout)
[5] 海印寺(ヘインサ・해인사)-韓国の名刹(お寺)(Lotus Tour)
[6] 伽倻山国立公園(KNP-Korea National Park)
[7] 伽耶山(Wikipedia)
[8] 韓国の山index
[9] トトリムク-韓国料理大図鑑
[10] 仏教の「宝」を求めて。心を清める名刹巡礼の旅
[11] 通度寺(Wikipedia)
[12] 通度寺(釜山)[トンドサ] (韓国釜山観光-プサンナビ)
[13] 松広寺(Wikipedia)
[14] 松広寺(ソングァンサ・송광사)(Lotus Tour)
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